2003年06月24日
トーノZEROアニメ感想LAST EXILE total 4326 count

近近近遠、夾叉って、見てる人達は分かるのかな、分からなくても雰囲気だけ掴めばそれでOK!?

Written By: トーノZERO連絡先

 今回のLAST EXILE。

 助けてくれと言いたくなるぐらいガンガン来て、凄い内容でした。

 まず、アルは本物というディーオ。何だか分かりませんが、物語の核心を担うのは、やはりアルなのでですね。

 「機関強速前進」

 クラウスをナビに指名するタチアナ。タチアナとアリステアの微妙な心の葛藤があるのでしょうか。

 クラウスが出ないなら僕は出ないと言うディーオ。ということは、そうでないなら、出る気だったのでしょうか?

 「よき風と共に」

 皇帝と宰相。どうやら、彼らは宰相の指示で動いている?

 私、あのお姉さん嫌い、というアルの表情が最高。この表情が描けるからこそ、この作品は限界を超えて幅広い支持を得られるのでしょう。注目を集めるのは、けして、戦闘のリアリティの問題ではありません。

 上部マスト観測所より報告。人が観測しているのが分かる台詞ですね。

 弾種焼夷榴弾。敵の装甲を打ち抜けない弾種を指示する艦長の意図は?

 3隻も出てくる敵艦。シルエットがちょっと宇宙大作戦っぽい?

 まともに展開される砲撃戦。映像的にも見応えがあるし、手順も筋が通っています。これは凄いです。これまで、いろいろなアニメで砲撃戦はやっていますが、こんな凄いものは、ほとんど無いでしょう。

 ただもう、「近近近遠、夾叉」と言ってるだけでも凄いものです。こんな台詞がアニメで聞けるとは!

 しかも、昔の軍隊を模倣しているわけではなく、3次元的な戦闘描写になっているのが凝っていますね。シルヴァーナのブリッジ、縦舵と横舵の二人の操舵手がいるのでしょうか?

 戦況が分からない整備員。

 雲が水柱のように立つ、ビジュアル的に見応えのある描写。

 アイキャッチのフィギュアヘッド。

 この空で何が起こっているか知りたいというクラウス。

 ワイヤーをつないで飛んでいくヴァンシップ。

 雲がつかめそうだよ、と手を伸ばすディーオ。この雲に対する皮膚感覚で分かる近さが見事です。ドキドキします。

 竜の牙というビジュアル的にインパクトのある戦場。

 ワイヤー切り離し直前のワイヤーの動きの色っぽさ。これが描けるというだけでも最高の魅力です。

 巨大回転のこぎりのようなもので、左右からシルヴァーナを切り裂く。艦隊戦をリアルに描きながら、こういう子供っぽい兵器が堂々と出てくるところが、この作品の魅力です。とても映像的に分かりやすく、インパクトがあります。

 面白がっているディーオ。シルヴァーナが沈むときは一緒に、と言われれると「僕は死なないよ」と言うディーオの色っぽさ。

 スモークを焚くヴァンシップ隊。

 ラムアタック。それに対して、敵に僚艦を串刺しにさせるアレックスの機転。ラムはそういう危険な武器です。歴史的にも、平時に誤って味方を沈めるから使われなくなった兵器ですから、こういう展開は燃えます。ナイスです。

 敵旗艦にスモークを焚きにいくタチアナのヴァンシップを迎撃する銃兵。被弾するタチアナ機の魅惑的な弾痕。これだけやって、更にこんな描写をする余力があるのは凄いですね。

 更に、敵艦の船体の間をすり抜ける飛行という色気まで見せてくれるし。

 そして、シルヴァーナ、最後の反撃。

 倒れるラビ。

 沈むシルヴァーナ。

 最後にラヴィの名を叫ぶクラウス。

 と~のは、どこまでもアレックスに付いていこうとする副官を応援しています。


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